【期 日】平成24年7月23日(月)〜8月20日(月)
【対 象】1年生全員
【目 的】仙北市角館地域の伝統文化や歴史について知り、郷土を誇りに思う豊かな心を育成する。
     地域の文化や歴史を知る「地域」授業の一部である。
【内 容】生徒が各自の都合に合わせて訪問し、見学する。
     受付で角館南高校の1年生であることを伝える。(名票に確認してもらう)
     生徒は「見学のしおり」を持参し、適宜メモを取りながら見学する。
     「見学のしおり」は8月21日(始業式)に学校へ提出する。

★生徒に配布した「見学のしおり」より
(この他に、全体的な感想を記入したり、チケットを貼ったりするページ有り)



・小学生の時以来2回目の訪問だったが、興味の持ち方が大きく違い、楽しく見学できた。
・地元の高校生として、角館という誇れる街を深く知るよい機会になった。ぜひまた行きたい。
・小さい子どもや外国人など、さまざまな人が多く訪れていて驚いた。地元の人だけではなく、たく さんの地域や国の人に好かれている街なんだと、改めて感心した。
・角館の良さが伝わる施設でいろいろ感動した。もっと多くの県外の人たちに知ってもらいたい。
・樺細工の色が茶色以外もあることに初めて気がついた。模様の細かさに感動した。
・樺細工の作り方や種類を知ることができ、すごく勉強になった。樺細工の奥深さを知った。
・伝統工芸士の方が樺細工の歴史について丁寧に説明してくれた。とてもわかりやすく興味を持てた。
・実演していた工芸士の方に勇気を持って声をかけたら、優しく話しかけてくれてうれしかった。
・職人さんの線香入れを作る作業を間近で見ることができ、楽しかった。線香入れを初めて見た。
・樺細工を職人さんが実際に作っているところをみて、道具の多さと作業の細かさに驚いた。
・離れてみると素朴だが、近くで見ると一つ一つ違うツヤや光沢があって、手作りの美しさを感じた。
・ふるさと村の樺細工体験をしたことがあるが、立体に皮を付ける作業は難しいと思った。
・計算尺入のスケッチをした。丸みを丁寧に磨いて作られているところがすばらしいと思った。
・自分が住んでいる地域に、樺細工のようなすばらしい伝統工芸があることがとてもうれしく思う。・・この文化を次の世代へつなげ、残していくことが大切だと思った。
・本物の浮世絵を初めて見て感動した。教科書に載っているようなものもあり、興味がわいた。
・浮世絵に描かれている人の表情の豊かさがすばらしいと思った。
・浮世絵にたくさんの色が使われていて、1枚1枚がとてもきれいだった。
・鮮やかな浮世絵を見て、江戸時代の風景が想像できて楽しかった。
・展示室2で春の人形展がおこなわれている時期に、自分から進んでもう1度来てみたい。
・佐竹北家資料室の6体の鎧が並んでいるところの迫力に圧倒された。
・甲冑のような昔のものをどのように保存していたのかという疑問が新たに浮かんだ。このような疑 問を調べたりしながら解決することで、歴史を深く知りたいと思うようになった。
・佐竹北家の展示室に夢中になり、昔にタイムスリップした感覚になった。
・家紋など展示品のスケッチをする課題があったことで、足を止めてじっくり見ることができた。
・歴史好きなので、佐竹北家の武具や甲冑をいろいろ楽しく見ることができ、深く印象に残った。
・ワラ細工の種類の多さに感心した。どのように編むかを考えた人たちはすばらしいと思った。
・さまざまなものがワラで作られていて、昔の人たちの工夫する力が伝わってきた。
・小絵馬の色の鮮やかさと絵のおもしろさに驚いた。オコゼが気に入った。
・イタヤ細工で馬を作った経験があるが、作るのが意外と大変だったことを思い出した。今回展示品 を見て、歴史ある工芸品だと知り、よい経験をしたと思った。
・発電機の大きさに驚いた。このようなものを私費で購入したことはすごいと思う。
・祖母と一緒に見てまわったが、昔のものを懐かしんでいて、道具の解説してもらって楽しかった。
・今まで、生活に身近なものほど触れたり、深く考えたりすることがなかったので、今回の訪問を通 して改めて地域の良さを感じたり、考えたりすることができた。



【目 的】地域授業の一環として、郷土を愛し、郷土を誇りに思う豊かな心を育成する。
     大学生と協力しながら作業を進めることで、大学進学に向けた意識を高める。
     大学生の助言を受けながら、フィールドワークや班別発表(プレゼン)を経験する。
【テーマ】「角館のお宝発見!」〜仙北市の魅力アップを図る高大連携授業〜
【対 象】1年生の来年度Aコース希望者 40名
     (サポート ノースアジア大学法学部観光学科学生と大学教員 14名)

【授業概要】
●1日目 11月 5日(月) 学習室2・3および多目的教室を使用
 2校時 大学生とともに班分け・自己紹介・テーマ決定の討論
 3・4校時 角館まち歩き(班別行動)
 5校時 仙北市観光担当者による観光の現状と課題についての説明
      大学生による仙北市魅力アップ事業の報告
 6校時 班別討論
●2日目 11月 8日(木) 学習室2・3およびコンピュータ室を使用
 1・2校時 花壇作業・進路学習)
 3・4校時 まち歩き補足・班別討論・発表準備
 5・6校時 班別発表準備
●3日目 11月13日(火) コンピュータ室および多目的教室を使用
 5校時前半 班別発表リハーサル
 5校時後半・6校時 班別発表(1年生全員が参加)
 仙北市観光担当者・大学教員による講評



 大学生との活動は、最初は緊張してうまく話せませんでしたが、わからないところを丁寧に説明してもらったことで気軽に話せるようになっていきました。まち歩きでは、写真を撮ろうとあちこち見て回ったので、普段何気なく通っているところにも、面白いポイントが隠れているのに気づいて楽しかったです。班員で分担して発表用のパワーポイントをまとめるときには、大学生の方のアドバイスでスムーズにできました。情報の授業で習ったことを生かせてよかったです。
 発表は緊張しましたが、何とか自分の担当分をわかりやすく伝えることができました。他の班の発表は、BGMを使ったり、背景の色や文字の大きさ、写真の見せ方を工夫していて、参考になりました。視点を変えると、別の新しい発見があることに気づきました。大学の先生や仙北市の方のアドバイスも次に生かしたいと思います。今回のような大学生との連携授業の機会があれば、また楽しく取り組みたいと思います。


 

 



【期 日】平成24年11月 5日(月)
【対 象】1年生の来年度Bコース希望者 39名
【目 的】仙北市角館地域の伝統文化や歴史について知り、郷土を誇りに思う豊かな心を育成する。地域の文化や歴史を知る「地域」授業の一部である。
【内 容】午前中は、民芸イタヤ工房の菅原清澄さんを講師に迎え、角館地域の伝統工芸であるイタヤ細工を実際に体験し、一人一人がイタヤ馬を制作する。午後からは、校外活動として3班に分かれ、各班ごとに「かくのだて歴史案内人」の方から説明を受けながら武家屋敷通りを探訪し、平福記念美術館を見学する。

 


 イタヤ細工の体験は今回初めてだったので、最初はきちんとできるか不安でした。しかし、講師の先生方が丁寧に教えてくれたおかげで、きれいに作ることができました。黄色のテープで練習したときはすき間なくうまく曲げられましたが、本番で木を使った時は、折れないように水で湿らせながら作っていくのがとても難しかったです。何とか仕上げて馬を立たせたときは、達成感がありました。伝統工芸に実際に触れる貴重な経験でした。機会があれば、カッコベ作りにも挑戦したいです。
 今回、武家屋敷を案内を聞きながらまわったことで、角館の歴史を深く知ることができました。門や塀、建物の工夫されているところは、なるほどと思うことばかりで、昔の人の生活をする上での知恵を学ぶことができました。武家屋敷通りの木では、天然記念物の番号がついたシダレザクラが目立ちますが、モミの木やイチョウの木も立派なものが多く、それぞれの庭の個性を感じることができました。平福美術館では、角館ゆかりの画家の作品が多く展示されており、印象的な絵がたくさんありました。今回のコースを、今度は家族と一緒に歩いてみたいと思います。