平成25年度 高田高校への義援金御協力の御礼と報告H25 8.7


 高田高校を支援する本校の取組も今年で3年目となりました。生徒達は今年度も角館のお花見期間中の3日間、街頭で募金活動を行いました。悪天候の中、多くの観光客や市民の方々からたくさんのご支援や激励のお言葉を頂戴し、生徒たちにとっても貴重な体験となりました。また、6月23日(日)に開催されました角南祭におきましても、来場されました大勢の方々より募金のご協力をいただきました。本当にありがとうございました。皆様から寄せられました義援金 (979,141円)は、8月2日、高田高校指定の口座に振り込むとともに、8月5日には目録を直接高田高校にお届けして参りました。
 当日は本校生徒会役員やインターアクト部の生徒たちと高田高校JRC部員が互いの活動報告を行ったり、お年寄の方々にお配りする暑中見舞いのハガキ制作をとおして交流するなど有意義な時間を過ごすことができました。また、担当の先生からは震災や津波被害の赤裸々な状況、復興の様子などについても詳しく伺うことができ、改めて震災の爪痕の大きさを思い知らされました。震災から2年5ヶ月が過ぎたとはいえ、復興はまだ緒に就いたばかりですし、親兄弟や友を亡くした深い悲しみがそう簡単に癒えるはずもありません。生徒達はこの交流から多くの事柄を学び、感じ取ってくれたものと思います。交流の終わりに一人ずつ感想を述べ合う場面がございましたが、「両校の交流を今後も是非続けていきたい。」という生徒達の力強い言葉に、彼女らの得たものの大きさを確信した次第です。
 角館南高校は来年度角館高校と統合し、新しい学校として生まれ変わりますが、昭和46年の第2回全国高等学校バレーボール選抜優勝大会の決勝で両校が相まみえて以来積み上げて参りました交流と信頼関係の上に、新たな支援や協力の在り方等も視野に、関係をさらに発展・強化させていくことができればと願っております。そのことが、善意のお気持ちを義援金に託していただきました多くの皆様に報いる術にもなるものと考えております。
 まずは、募金にご協力いただきました皆様への御礼と報告とさせていただきます。
                    平成25年8月7日 角館南高校 校長 青 柳 徹









  来年度の本校創立85周年を記念し、さる2月17日に岩手県立高田高校バレー部との招待試合が行われました。高田高校創立80周年には、本校が招待されての試合を行った経緯もあり、今回も白熱した試合展開が見られました。



 第1セット、立ち上がりにサーブで得点を重ね、勢いに乗り多彩なコンビバレーを展開した高田が先取しました。第2セットは中盤まで接戦となりましたが、勝負所で本校のブロックが機能して奪取し、フルセットにもつれ込みました。最終セットは両チームとも好レシーブを連発し、お互いに一歩も譲らない展開となりました。先にマッチポイントをとったのは高田でしたが、本校も粘りを見せてジュースに持ち込み一進一退の攻防を繰り広げ、最後はブロックが決まりセットカウント2−1で勝利することができました。両校とも粘り強いレシーブからの攻撃を特徴とするチームであり、好ラリーを連発するたびに在校生や父兄、地域の方々から大きな声援が上がりました。

 今回、このような盛り上がった雰囲気の中で試合をさせていただいたことは、選手にとって大きな励みとなりました。また、震災で大きな被害を受け、未だ復興の最中にある高田高校の選手が生き生きとボールを追い、明るくプレーする姿を見せてくれたことは、バレーボールが縁となり昨年から支援を続けてきた本校にとっても大変喜ばしいことでした。高田高校の皆さん、本当にありがとうございました。

   

 

高田高校より、先日の招待試合のお礼として「高田高校製のさば味噌煮缶」をいただきました。遠路はるばる角館に来ていただいたうえでのお心遣い、重ねて御礼申し上げます。